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バルジ・ブラケット

上下巻合わせて1100pになる大作だけど、1週間かからずに読んでしまった。

巨大投資銀行(上) (角川文庫)
巨大投資銀行(上) (角川文庫) 黒木 亮

おすすめ平均 star
starこの本を読むとなぜ日本が駄目になってしまったのか良く分かる
starへぇ〜、投資銀行ってこういうところなのか
starこれが投資銀行だ!
star感慨深いです
star投資銀行がわかる、でももっと厳しいところもある

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主に通勤時間や会社上がりのカフェなどで。

人事的な煩わしさから都市銀行を辞めたのち外資銀行にてM&Aで活躍、そして再びその能力を日本のために生かすというなんとも波乱万丈な、息つく暇もない展開。
“フィクションに限りなく近いノンフィクション”という印象で、わざと名前を変えているところも、すぐに元ネタがわかる内容。逆に、バブル前後からサブプライム直前までの経済界がそのまま舞台になっているので、当時の時代背景を知る良い材料になる。。

もう少し早く手を出しておけばよかったかも…?

ところどころで(個人的に)ニヤニヤしてしまう内容がちらほら。経済小説なんてほとんど読む習慣無かったんだけど、面白いね…!

東京・日本橋の野村證券本社、通称「軍艦ビル」七階のディーリング・ルームでは、朝七時前からワイシャツ姿の社員たちが、取引所との連絡や機関投資家からの注文受付に追われていた。
(上巻 p.299)

週が明けた月曜日─
港区溜池の高層ビル「アークヒルズ」九階にあるソロモン・ブラザーズ東京支店。
広々としたトレーディング・デスクが縦横にずらりと並び、白いワイシャツ姿の男たちが電話をしたり、スクリーンを睨んだりしている。
(上巻 p.385)

新グループの名前は三行が行内公募を行ない、東都銀行の行員が提案した「やまとFG(フィナンシャル・グループ)」に決まったが、そのときも産銀と芙蓉の役員が「なぜ東都の行員が考えた名前になるんだ!」と反発した。こうなると最早感情論でしかない。
(下巻 p.442)

作者の他作品もいろいろ読んでみたい。

バルジ・ブラケット本来の意味は本家wikiにありました。

Prior to 2007-08 Subprime Mortgage Crisis

The five American Bulge Bracket firms on Wall Street prior to late 2008 were, from largest to smallest: Goldman Sachs, Merrill Lynch, Morgan Stanley, Lehman Brothers, and Bear Stearns.

This list shrunk to none as a result of the 2008 subprime mortgage crisis, with Bear Stearns being purchased by JPMorgan Chase, Lehman Brothers having filed for bankruptcy, Merrill Lynch being purchased by Bank of America, and Goldman Sachs and Morgan Stanley moving to become bank holding companies.

せつねぇ。どの業種も構造の変化が続いていますね。

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