あの村山由佳も思い出を語っている(浅田次郎は有名だけど、こちらは初耳でした)ジャパンカップ。
ウオッカ5歳。
秋は毎日王冠、本命の天皇賞をともに惜敗し、一番距離面での不安が大きいジャパンカップ。
年齢の衰えなど、今日までいろいろ言われていました。
偶然にも、彼女が府中で勝ったGIはダービーから全部現地でその瞬間を見てきました。彼女が府中で負ける姿がまだ自分には受け入れられない、いろいろ不安要素が言われているけれども彼女を信じたい、そんな想いから、自然と馬券も彼女中心になります。
海外の最有力馬コンデュイット(Conduit)。既に過去実績があるマイケル・スタウト厩舎のため、油断はできません。強敵です。
英国と米国だけの少し寂しい参戦。今年は香港やドイツ、フランスはいなかったんですよね
今年の府中もこれが最期。最高の舞台で最高のレースを見ようと、スタンドは人と期待と夢で溢れています。ジャパンカップは毎年晩秋に行われるので、レース発走時刻頃は空の色が赤みがかり、せつなさすら感じてきます。
どっちだ、どっちだ、ウオッカだ、いやオウケンブルースリだ。
長い写真判定の結果が出た瞬間、自分の馬券は既に外れが確定しているのはずなのに、目頭に熱いものがこみ上げてきました。
彼女は負けない!そう信じてあげられた数十分前の自分の判断は正しかったんだ、その想いがそのまま結果としてストレートに現れるこの瞬間に、競馬の醍醐味を感じます。馬券とかの金銭の有無を飛び越えて得られる感動。スタンドが歓声に包まれたのは言うまでもありません。
おめでとう!そして、ありがとう。